例えば、友人と同じ携帯電話会社だった場合、通話料が安くなるからということで、友人の携帯キャリアを調べたいと思うこともあるかと思います。
現在では、同じ携帯キャリアだったとしてもあまりメリットは少なくなってきましたが、それでも同じであれば何らかのメリットがある場合もあります。
こうした理由以外でも、何らかの理由で相手の携帯電話番号のキャリアを調べたいという場合もあるかもしれません。
そんな時、当サイトの携帯電話番号検索を利用して調べていただいてもいいのですが、注意点にも書きましたが、番号ポータビリティで携帯会社を乗り換えていた場合の現在の携帯キャリアは確認することはできません。
そこで、他の方法としては、実際に相手の携帯番号にかけてみて、その際の呼び出し音で確認するという方法もあります。
電話の呼び出し音と言えば、固定電話などでも共通の「プルルッ・・・」という呼び出し音を思い浮かべるかもしれませんが、携帯電話の場合には、通常の呼び出し音「プルルッ・・・」という音の前に、各キャリア固有の呼び出し音がつきます。
この固有の呼び出し音を確認することにより、100%ではありませんが、相手の携帯電話会社をほぼ特定することが可能となります。
以下、各キャリアごとの呼び出し音の特徴を挙げてみたいと思います。
ドコモ
架電後、すぐに通常の「プルルッ・・・」という呼び出し音が鳴る。
ドコモだけは、上述の固有の呼び出し音は鳴らずに、一般の固定電話の呼び出し音と同様です。
au
架電後、「プッ、プッ、プッ・・・」と数回ゆっくりとした呼び出し音が鳴ってから「プルルッ・・・」と呼び出し音が続く。
ソフトバンク
架電後、「プププッ、プププッ、プププッ・・・」と数回短く呼び出し音が2秒間鳴ってから「プルルッ・・・」と通常の呼び出し音が続く。
旧イー・モバイル
架電後、「プー、プー、プー・・・」という呼び出し音が2秒間鳴ってから「プルルッ・・・」と通常の呼び出し音が続く。
※イー・モバイルは、以前に存在していた携帯キャリアですが、2011年3月にイー・アクセスに吸収、その後、ソフトバンクの傘下となり、さらに、PHSのウィルコムを合併、そして、2014年に「Y!mobile(ワイモバイル)」として現在に至っています。
従って、現在はキャリアの分類としてはソフトバンクですので、呼び出し音も上記ソフトバンクと同様に「プププッ、プププッ、プププッ・・・」という呼び出し音になっているかと思います。
参考までに旧イー・モバイルとして残しておきます。
Y!mobile(ワイモバイル)
ワイモバイルは、上述のとおり、現在ではソフトバンクのブランドです。
上述の経緯を辿っているため、同ブランドでは一般の携帯電話とPHSの両方を扱っており、呼び出し音も携帯電話とPHSの2種類があります。
《携帯電話》
架電後、「プププッ、プププッ、プププッ・・・」と数回短く呼び出し音が2秒間鳴ってから「プルルッ・・・」と通常の呼び出し音が続く(ソフトバンクと同様)。
架電後、「ププープー、ププープー」呼び出し音が2秒間鳴ってから「プルルッ・・・」と通常の呼び出し音が続く。
なお、以前でしたら、070から始まる携帯番号は全てPHS(旧ウィルコム)でしたが、2013年11月からは070の番号帯はPHS以外の一般の携帯電話にも割り当てられるようになりました。
従って、070で始まる携帯番号が全てPHSとは限らず、番号ごとにキャリアを確認する必要があります。
以上、呼び出し音でキャリアを確認する方法について解説してきました。
キャリアを調べたい携帯番号が知り合いのものなら気兼ねなく電話して確認することができますが、見知らぬ番号の場合は、なかなかかけずらいのも実情です。
その際は、やはり非通知でかけるしかありませんが、相手が非通知の拒否設定をしている場合には、呼び出し音で確認することも難しくなるかもしれません。
そうなると、番号通知でかけるしかありませんが、その際は、相手に着信履歴が残ってしまうというリスクもあります。
ただ一説には、上記固有の呼び出し音が鳴っている最中、つまり通常の「プルルッ・・・」という呼び出し音が鳴る前に電話を切れば、相手の呼び出し音は鳴らずに着信履歴は残らないという説もあるようです。
しかし、あくまで説で確実ではありませんし、切るタイミングが合わず相手に着信履歴が残ってしまうなどリスクが伴いますので、全く知らない相手のキャリアを呼び出し音で確認する際には、十分注意が必要です。